丸栄運輸機工株式会社

アンカー施工とは

アンカー施工とは

アンカー施工とは

アンカー施工とは、床上に設置した設備等を床に固定することです。あと施工アンカーとも呼ばれています。
床に固定する際は床に穴を開け、アンカーと呼ばれる部品で設備と床を固定します。

アンカー施工を行うことで、設備自身の振動や地震の揺れ等による設備の横ずれや転倒防止に貢献します。

アンカーの種類

アンカーの種類と特徴

名称 ケミカルアンカー スタッドアンカースタッドアンカー グリップアンカー
グリップアンカー
特徴 床の穴とアンカー部品の隙間を接着剤で埋めて固定する。 床の穴に入れたアンカー部品のネジを締めることで、アンカーの先端が広がって固定する。 アンカー部品に棒を差し、打ち込むことで、アンカーの先端が広がって固定する。
施工イメージ ケミカルアンカー スタッドアンカー グリップアンカー
強度 ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★☆
施工時間 時間がかかる。
※接着剤が乾くまで12時間以上必要
すぐ施工できる。 すぐ施工できる。
メリット 強度が高い。 施工時間が短い。 施工時間が短い。
アンカー部品の再利用が可能。
デメリット 接着剤が乾くまで時間がかかる。
アンカー部品の再利用不可。
アンカー部品の再利用不可。 アンカー部品とは別に
ボルト等の追加部品が必要。

 

アンカー施工のメリットとデメリット

メリット

アンカー施工の最大のメリットは、設備自身の振動や地震の揺れ等による設備の横ずれや転倒防止ができることです。

大型設備は何トンもあり、横ずれや転倒の可能性は低くなりますが、万が一のことを考えるとアンカー施工しておいた方が安心です。

 

デメリット

  • 設備形状によって、据付後ではアンカー施工ができない場合がある。
  • アンカー施工の種類によっては高精度な機械据付位置の確定が必要となり、据付前の準備が煩雑になることがある。
  • 設備を移設させる時に、アンカーの跡が残ってしまう。

丸栄では・・・

丸栄では、最も強度の高いケミカルアンカーをおすすめしています。
注入した接着剤が乾くまで時間がかかるというデメリットはありますが、乾燥後の強度が優れているため長期間固定しておく設備に適しています。

ケミカルアンカー施工

ただし、固定する設備の形状や、再移設の予定などによっては他のアンカーを使用した方がよい場合もあります。工場設備に合わせてアンカー施工についてのご提案をいたしますので、お気軽にお問い合わせください

機械設備の移設時だけでなく、稼働中の設備へのアンカー施工も可能となります。
こちらのページをご参照ください。

#アンカー施工とは #ケミカルアンカー #災害対策

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