ストッカーとは
ストッカー(またはストッカ)とは、機械に付属し各工程で使用するワーク(材料や部品)を一時的にストックしておくための装置のことです。ワークストッカーと呼ぶこともあります。
製造業では素材、材料を加工したり、複数の部品を組付けたり、仕掛品、製品を検査する工程など、様々な工程を経て最終的な製品・商品が出来上がります。昨今では、自動化・省人化を担う重要な装置の一つとして導入するケースが増えています。例えば、作業前のワークをストッカーにセットし、ロボットや自動搬送システムによって作業スペースに運び、作業完了後にストッカーに戻すなど、一定時間人を介することなく生産を行うことが可能となります。
ストッカーのメリット・デメリット
ストッカーのメリット
- ロボットや搬送装置と組み合わせて作業を自動化できる
- ロボットや搬送装置と組み合わせて作業を省人化できる
- ストッカーに収納することで省スペース化できる
ストッカーのメリットは、ロボットや搬送装置と組み合わせることで、今まで担当者がワークを工程間移動させていた時間を削減したり、広く使いすぎていたスペースを無くして他の作業スペースを確保したりできるところにあります。
ストッカーのデメリット
- 既存装置のレイアウト変更が必要になることがある
- 専用ストッカーとして製作する費用がかかる
ストッカーのデメリットは、既存装置と組み合わせて使用するので、レイアウト変更が必要になったり、専用ストッカー製作に費用がかかったりすることが挙げられます。それでも、自動化・省人化を担う重要な装置の一つとして導入するケースは増えていますので、メリットがデメリットを上回っていると考える企業が多いと言えます。
丸栄では・・・
丸栄では、お客様の使用される素材、材料、製品に合わせた専用ストッカを数多く手がけています。
設置するスペース、ストックしたいワーク形状および数量、搬送装置との連携など、ご要望に応じたストッカーの構想から設計、製作、据付、稼働調整まで一貫した対応が可能です。
ストッカー設計製作の実績
製作した装置の搬入据付や復元も当社で承ります。
重量物(ストッカー)運搬(富山)
新規設備の出荷、荷卸し、搬入据付、復元作業(富山)
ストッカー導入での省人化や省スペース化をお考えの方はお気軽にお問い合わせください。
この記事を書いた人
用語辞典編集チーム