輸送・運送・配送という言葉は日常的に使いますが、それぞれの意味が明確に分かっていない人も多いのではないでしょうか。
ここでは、輸送・運送・配送それぞれの意味をご説明します。

輸送とは、人や物を運ぶことを指します。
輸送では、人や物を運ぶ際に用いる方法は問われません。

陸上輸送・海上輸送・航空輸送という言葉があるように、どこを通るのかで違いはありますが輸送という言葉自体は人や物を運ぶことを指しています。

• 陸上輸送…トラック、鉄道、バス、タクシーなど
• 海上輸送…船舶(タンカーやフェリーなど)
• 航空輸送…飛行機やヘリコプター

配送とは

配送とは、物を運ぶことを指します。人は運びません。
さらに、配送の方法は主に車(トラックや乗用車、自転車など)にしぼられるので、近距離間を運ぶことが多くなります。
陸上輸送の中に含まれると考えることができます。

身近なところで言えば、スーパーやコンビニへの商品の配送、ネットで注文したメニューの配送(自転車で来てくれるアレ)などが挙げられます。

運送とは

運送とは、トラックで物を運ぶことを指します。人は運びません。配送からさらに細分化しています。
「運送会社」と聞くと自然とトラックが思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
配送の中に含まれると考えることができます。

イメージ的には、輸送＞配送＞運送となります。
分からない時は『輸送』という言葉を使えば、「人や物を何かしらの方法で運ぶ」という意味になりますので概ね正解です。

現在の国内における代表的な輸送手段は、自動車です。

経済産業省等が2022年9月に発表した『我が国の物流を取り巻く現状と取組状況』によると、2020年時点(資料内では最新)で国内貨物輸送量の約90％が自動車となっています。
日本は海に囲まれ、国土の多くが山間部なので海上輸送や航空輸送で主要港まで運んだ後トラック等の自動車で目的地まで運ぶしかないことが理由として挙げられます。
また、海上輸送や航空輸送は陸上輸送に比べ費用がかかるので、陸上輸送(自動車)が比較的手軽な輸送方法であることも理由の一つです。

トラックによる輸送のメリットは、海上輸送や航空輸送に比べて費用が安いことです。
また、天候による遅延などのトラブルも海上輸送や航空輸送に比べて少ないことも挙げられます。

トラックには大型・中型・小型とあるので、運ぶ荷物の量や行先(大きな工場エリアや住宅街など)によって車種を選ぶことができるのもメリットです。

海上輸送や航空輸送する場合でも主要港へはトラックで運ぶことも多いので、日本国内に関してはトラックによる輸送のメリットが非常に大きいです。

当社には輸送事業部があり、トラックでの運送を承っております。
中でも大きく重たい荷物を運ぶためのトレーラーや大型トラックを中心に取り揃えております。

トラック・トレーラー 輸送用設備

参考
用語辞典■低床トレーラー
用語辞典■平ボディ車
用語辞典■ウィング車

こんな荷物は運べるのだろうか、トラックへの積込みや荷卸しも行なってくれるのだろうか等、お気軽にお問い合わせください。

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