リードタイムとは
リードタイムとは、ある作業や工程で、その開始から完了までにかかる時間のこと。
以下のような個別のリードタイムを包括して発注から納品までの所要時間全部を指してリードタイムと言うこともあります。
リードタイムの種類
・受注リードタイム(ご要望を聞き、見積提出後受注が確定するまで)
・設計リードタイム(仕様を打ち合わせ、設計図が完成するまで)
・調達リードタイム(部品等を発注してから納品されるまで)
・生産リードタイム(生産指示されてから生産品を出荷するまで)
・運送リードタイム(出荷してから納品先に届くまで)
リードタイムが短いメリット
リードタイムが短いことのメリットは、
・発注から納品までの回転が速いので、少ない在庫で済む
・販売機会の損失が少なくなる
・需要と供給のタイミングが近いので、売れ残りが少なくなる
・在庫が少ないので、在庫管理が楽になる
などが挙げられます。
リードタイムを短くする方法と注意点
リードタイムを短くする方法は、
・情報共有をスムーズに行う(確認にかかる時間を減らす)
・設備や担当範囲を見直す(工程間の待ち時間を減らす)
・新しいシステムを導入する(自動化して人にかかる時間を減らす)
などが挙げられます。
いきなり全体のリードタイムを短くするというよりは、工程ごとに少しずつ時間を減らすという考え方です。
リードタイムを短くするときの注意点
上記の設備や担当範囲を見直したり、新しいシステムを導入したりする時にはコストがかかります。
そのコストが、リードタイムを短くして得られるメリットよりも大きくなってしまう可能性があるので注意が必要です。
また、「リードタイムを短くしましょう」と言っても、担当者も何から手をつけていいのか分からないことがあるのでこちらも注意が必要です。
具体的に「○○にかかっている時間を5分減らしましょう」と言った方がいいかもしれません。
丸栄では・・・
丸栄運輸機工では、ロボットシステム構築サービスや機械改造レトロフィットサービスなどをご提供し、お客様の生産リードタイム削減のお手伝いをしています。
また、DXを推進してペーパーレス化・スムーズな情報共有ができるようにしてお客様からのお問い合わせ(お客様にとっての調達リードタイム)に速やかなご対応を目指しております。
■丸栄運輸機工のDX戦略について
この記事を書いた人
用語辞典編集チーム