丸栄運輸機工株式会社

温湿度管理とは

温湿度管理とは

温湿度管理とは

温湿度管理とは、温度と湿度の管理のことです。温湿度管理は倉庫や工場など様々な場面で行われています。

製品や原材料の品質保持だけでなく、工場で働く労働者の安全衛生の観点からも温湿度管理は非常に重要です。

工場における温度や湿度の管理目安とポイント

①精密機械工場

【管理目安】
温度18℃~26℃
湿度40%~50%

【ポイント】
電子機器や精密機器がある場所では、機械の故障やサビつきを防ぐために温湿度管理が求められます。とくに注意が必要なのが、静電気の発生による電子回路の破損です。
工場内の湿度が40%を下回ると静電気が発生しやすくなり、逆に工場内の湿度が高すぎると、空気中の水が冷却されて結露が発生し、結露水によるサビが発生する恐れがあります
機械の種類や工場の設備条件に合わせて、空調設備の強化が必要です。

 

②食品工場

【管理目安】
調理場温度25℃以下、食品保存温度15℃~-15℃以下(扱う食品による)
調理場湿度80%以下、保存湿度は高温多湿を避け、十分な換気を行う(扱う食品による)

【ポイント】
食品工場では厳格な温湿度管理が求められます。温度や湿度が高くなりすぎると、食中毒菌が増殖し、食品事故につながる恐れがあります。食品の保管に適した温度・湿度は、食品によって異なるため厚生労働省がまとめた「大量調理施設衛生管理マニュアル」に従い、きめ細やかな温湿度管理が必要になります。

 

③クリーンルーム

【管理目安】
温度23℃前後
湿度55%前後

【ポイント】
クリーンルームでは空気中のホコリや浮遊微生物をカットするため、外気が遮断され温度や湿度が上がりやすい状態になっています。クリーンルーム用のエアコンを設置するなどして、空調管理を実施することが大切です。

 

④サーバールーム

【管理目安】
温度27℃~28℃
湿度40%~50%

【ポイント】
サーバールームでは、サーバーの熱暴走・熱障害対策の一環として温度管理が求められます。サーバーの半導体や電子部品は熱に弱く、周辺温度の上昇にともない故障率も増大します。サーバールーム内の温度を一定に保つため、空調システムのほか、サーバー機器を設置するサーバーラックに冷却装置の設置が必要です。

温湿度の確認をしている

温湿度管理の重要性

温湿度管理は静電気や熱によるトラブルを防止するという側面を持っています。
温湿度管理をどのように行うのか、そのノウハウは、コスト削減にもつながります。

 

静電気に対してのトラブル防止

重大な障害の原因にもなる静電気ですが、湿度計だけでは防止できません。効果的に対策するには湿度と気温の関係を知る必要があります。気温が高いほど水蒸気量の限界値が上がるため、30℃のときの「湿度50%」は15℃のときの「湿度50%」より多くの水蒸気をふくんでいることになります。静電気の防止対策は、室温湿度を合わせて管理することが重要です。絶対湿度が高く、また、相対湿度が高くあるほど、静電気は短い時間で消えます。絶対湿度が同じであっても、気温が下がると相対湿度は上がるため、これも静電気が短い時間で消える要因になります。

 

熱に対してのトラブル防止

産業用機器や工作機械が稼働する工場では、金属同士の摩擦やモーターの熱などによって機械部品の膨張や変形が起こり得るため、温度管理が必須となっています。
冷却パイプの導入や専用のクーラー、ファンなど熱源機器に対する的確な温度管理が大切です。

丸栄では・・・

丸栄運輸機工では、温湿度管理ができる物流倉庫を保有しております。

温度16℃~28℃、湿度30%~80%で一定に保たれるよう空調設備で管理できる倉庫です。詳細はこちらからご確認ください。

物流倉庫建設進捗・空き状況①
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建設中の物流倉庫、内部をご紹介
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他の倉庫でも日々、温湿度計のデータをPCで収集し、お客様とデータの共有をしております。

お客様のご要望に合わせて対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。

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用語辞典編集チーム

用語辞典編集チーム

丸栄運輸機工の用語辞典編集チームです。専門用語を分かりやすくお伝えできるよう日々精進しております。このページを見た方のお役に立てれば嬉しいです!

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