ピッキング作業とは
ピッキング作業とは、伝票や指示書、ピッキングリストに基づいて商品を取り出す作業のことです。
ピッキングの種類
ピッキング作業には大きく分けて2つの方法があります。
【シングルピッキング】
個別の受注ごとにピッキングする方法で、摘み取り方式とも呼ばれます。最も基本的な方法です。
納品先が多く、多品種で少量の場合に適したピッキング方法です。
【トータルピッキング】
複数の受注に対して、総量をまとめて取り出してから受注別に仕分ける方法で、種まき方式とも呼ばれます。
移動する距離や回数を効率化できるので納品先が少なく、少品種で大量の場合に適したピッキング方法です。
ピッキング作業と仕分け作業の違い
ピッキング作業と仕分け作業の違いは、ピッキング作業は倉庫の中から商品を取り出すのに対して、仕分け作業は届いた商品をあらかじめ決められたルールに沿って片付けていくという違いがあります。
ピッキング作業は「取り出す」ことで、仕分け作業は「片付ける」ことと考えれば分かりやすいです。
参考:用語辞典■仕分け作業
紹介動画
ピッキング作業に求められること
ピッキング作業に求められることは、正確な作業ができることです。
ピッキング作業は、難しい技術や資格がいりません。ただ、単純な繰り返し作業を正確に行う必要があります。
注文書と商品が間違っていると納期遅れやクレームといった問題になりますので、正確にピッキングすることが重要です。
また、作業にかかる時間を減らし効率化することも重要です。
何度も同じ場所を往復したり、何度も数を数え直したりしている場合は改善が必要です。
ピッキング作業を正確に効率よく行うためのコツ
①倉庫内の把握
素早く作業をするためには、倉庫のどこに何があるのか知っていることが重要です。知らない状態では歩き回って探したり、人に聞いたりすることで時間がかかってしまいます。どこに何があるのかすぐに分かる状態にすることで、作業効率がアップします。
②最短のピッキングルート
商品が保管されている場所や棚の位置関係から、最短となるルートを考えることで、より効率アップにつながります。
③数の数え方
数を正確に、素早く数えることも作業効率アップになります。商品を並べて数えたり、小さなものであれば何個ずつ取るかなど、自分が一番数えやすい方法を見つけることが大切です。
ピッキング作業の具体的な仕事内容
ピッキング作業の具体的な仕事内容は、ピッキングリストに沿って商品をまとめたり、ベルトコンベヤーに流したりして、次の検品、梱包の担当者に引継ぐことです。指定されたものを指定された個数集める仕事なので、特別な技術や資格は必要ありませんが、次の工程に効率よく引き継ぐため素早く正確に行わなければなりません。
どんな人が向いているのか
ピッキング作業に向いている人の特徴を以下に挙げてみました。
①体を動かすのが好きな人、体力に自信のある人
倉庫内を移動し、立ち仕事が続くのである程度体力が必要になります。
座ってコンピューターに向かって仕事をするよりは、体を動かす仕事がしたい人が向いているかもしれません。
②正確に作業できる人
正確さが重視される仕事のため、慌てず一つ一つ手順通り確実にこなせる人が向いているかもしれません。
③単純作業を工夫して行える人
ピッキング作業はリストにある品物を保管先から集めてくるといった単純作業の繰り返しになります。
より素早く正確に作業できるよう、工夫しながら作業できる人が向いているかもしれません。
丸栄では・・・
丸栄では、自動車部品や電子機器部品、インフラ部材のピッキング作業を行っています。お客様から依頼されたピッキングリストに基づいて、指定された日にお届けしています。
丸栄では、素早く部品が探せるようにロケーションの管理を行い、出荷する部品の定位置を決め、納品漏れがないような仕組みを取り入れております。
よくある質問
倉庫でのピッキング作業や保管、配送に関連するサービス詳細は、物流倉庫サービスをご覧ください。
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この記事を書いた人
用語辞典編集チーム