芯出しとは、工作機械や生産設備に搬送装置やその他の付帯する各種装置を組付ける際に必要な作業です。芯出し作業では、連結部分が水平、垂直、直線となるように位置を調整したり、中心となる機械、設備の位置決めを行うことを言います。また、軸芯出しとはモーターやポンプといった2つ以上の機器で、動力軸からもう一方の軸に結合する際に、運転状態で一直線上になるよう位置を調整する作業のことを指します。
芯出し・軸芯出し調整とは
芯出し、軸芯出しの定義とは
芯出しに求められる技能と作業順序、ツールとは
芯出し作業において求められる技能としては、測定機器を正確に使いこなす、数値の正しい読み取り、測定数値に基づいた緻密な調整力が求められます。
また、芯出し作業には大きく分けて3つのステップがあります。
①現状の数値測定
②修正する数値を計算
③許容範囲になるまで①、②を繰り返す
使用する測定機器としては、水平器やダイヤルゲージ、レーザー測定器などがあります。
芯出し不良が引き起こす事象
芯出しが正確に出来ないと以下のような現象が起こります。
① 過剰な振動の発生
② 異常な温度上昇
③ 過剰なエネルギーロス
④ ベアリングの摩耗
⑤ カップリングの破損
⑥ シールの破損、漏れ
このような現象が長く続くと機器類の寿命を短くしたり、エネルギーの消費を増大させるなど様々な支障が発生し、機械の故障や品質の低下、不安定化にもつながります。
丸栄では・・・
丸栄運輸機工では、各種工作機械、装置における芯出し、軸芯出し調整にも対応しています。機械を移設したり、新規に据え付ける場合には、安定した稼働、加工品質を実現するために、芯出し、軸芯出し調整といった作業を必要とすることが多く、機械によってはシビアな精度も求められる大変重要な作業です。移設や、据付作業の際に芯出し、軸芯出しといった作業も必要なケースがあれば、是非、丸栄運輸機工にご相談ください。
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