平ボディ車とは
平ボディ車(ひらぼでぃしゃ)とは、荷台が平らなトラックのことです。平車(ひらしゃ)と呼ぶこともあります。
平ボディ車は、「あおり」と呼ばれる側面に囲まれており、あおりを開くと左右と後方がすべて開くフラットな状態になるのが特徴です。
最初に作られたトラックのルーツとも言われているため、最も利用されており、色々な場所で目にする機会が多いのではないでしょうか。
平ボディ車は荷台の特徴から分かる通り、荷物の形や質を選ばず、積込みや荷卸しが簡単にできます。
ただし、荷物を保護する壁・屋根がないため、積載する荷物によってはシートやロープで固定しなければいけない場合があります。
平ボディ車の種類
平ボディ車には小型、中型、増トン、大型があります。
種類 |
荷台の長さ |
荷台の幅 |
荷台の高さ |
小型(2t) |
3,120㎜ |
1,620㎜ |
380㎜ |
中型(4t) |
6,200㎜ |
2,120㎜ |
400㎜ |
増トン(6・8t) |
7,200㎜ |
2,170㎜ |
400㎜ |
大型(10t) |
9,670㎜ |
2,490㎜ |
267㎜ |
また、荷台の高さにも3種類(超低床、全低床、高床)があります。
種類 |
地面からボディまでの高さ |
特徴 |
超低床 |
780㎜~785㎜ |
人力での積み下ろしが多い場合や短い距離の運送に向いている |
全低床 |
840㎜~970㎜ |
作業環境に左右されにくく汎用性が高い |
高床 |
925㎜~1,105㎜ |
フォークリフトやクレーンを使用する場合におすすめ |
メリット・デメリット
平ボディ車のメリットは積込の際にフォークリフト、天井クレーンの双方が使用可能となる為、状況に応じた作業が可能になります。
車両サイズが豊富にあるので、用途に応じた車両選択ができるのも魅力です。
平ボディ車のデメリットは、雨風や雪などの悪天候に弱く、荷物や荷台に影響を受けやすい点です。
また、シートの掛け降ろしなどの付帯作業が必要な点もデメリットの一つと言えるでしょう。
丸栄では・・・
丸栄運輸機工では、複数台平ボディ車を保有しております。
平ボディ車は、フォークリフトと天井クレーン、どちらでも積込・荷下ろしに対応することができます。また、高架下が低くウイング車(高さ3.8m)では通れない道路でも平ボディ車なら通れるという場合もあります。
積込先、荷卸先の設備に合わせてトラックを手配いたします。機械に限らず鋼材や部材、バスの部品、トロッコ電車等も、ご要望があればありとあらゆる物を全国にお運びできます。
事例紹介
弊社で保有している車両一覧はこちらからご覧ください。
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この記事を書いた人
用語辞典編集チーム