入社後の機械設計製作職のキャリアを2016年入社のFさんを例にご紹介します!
経歴
- 2016年入社、機械事業部配属
- 【2021年度】優秀社員賞受賞
- 2022年昇進、主任!
機械設計製作の仕事について
資格や講習はどんなものがありますか?
私は天井クレーン、玉掛け、フォークリフトといった資格を持っています。大きな部品や装置を組み立てる際に活用しています。
他には、汎用旋盤や汎用フライス盤の講習を受けたり、IoT、AIについての講習を受けたりしました。
外部の講習だけでなく、社内での講習・勉強会も定期的に行なっています。社内だと、分からないところも気軽に質問しやすい雰囲気なのがいいですね。
▼参考:社内研修制度▼
どんな機械を設計していますか?
たくさんの機械を設計しているので、その中から印象に残っている3台を紹介します。
入社5年目に初めて機械全体の設計をしました。ストッカの設計でしたが、出来上がった設計図を見て、組み立てをしていた人から、「なんでこんな形になっているのか」と聞かれても答えられなかったですね。リピート機だったので、過去の設計図を参考にしましたが、部品の役割がよく分からないまま前回の機械と同じようなものを作成していたので・・・最初の頃はそんな感じでした。
その後、プレス機や検査装置を設計しました。
プレス機は、力の計算をする必要がありました。7tの力でプレスするので、その力に耐え得る構造でなければならず、計算するのが大変でした。CADでも計算していたので理論上は大丈夫なはずでしたが、実際組み立てて動作確認するまでは壊れたらどうしようと思って不安でした(笑)
搬送検査装置も苦労しました。この装置はコンベアに流れてきた製品を検査しOKかNGかを判断する機械でした。お客様先で使用されている機械と機械の間にこの搬送検査装置を入れることになっていたので、現地に伺って前後の行程を検証し、機械の採寸をしました。その寸法等を3Dで作成し、この搬送検査装置が入るよう設計しました。オーダーメイドで設計製作するので、既存の機械との調整が必要になることも多々ありますね。
設計に必要な計算が大変だったり、組立が上手くいかなかったりと苦労することもありますが、それも含めてオーダーメイド機械設計の魅力だと思います。
働く環境はどうですか?
入社してから大きく環境が変わったことがあるんですが、紙が無くなりました。全く無いという訳ではありませんが、紙で管理していた部品の調達進捗や見積もりの起案書などをデジタル化してみんなで共有できるようにしました。
また、社内での勉強会の資料もデジタル化しているので、勉強会後に再度資料を見たい時も調べるのが楽になりましたね。
過去の勉強会資料が残っているので新入社員が入ってきた時も教えやすいですし、新入社員も調べやすいと思うので、かなり便利に使っています。
就活中に工場見学した時から、道具が整理整頓されていて働きやすそうだと感じていましたが、今は実際に働きながら、より自分たちが働きやすい環境にしていけていると感じています。
今後のキャリアについて
今まで設計してきた機械は、上司が見積もりをして受注したものばかりなので今後は自分で見積もりした機械を受注して設計したいですね。案件全体を担当したいです。
あとは、現場で色々な機械を見て自分の知識を広げていきたいですね。現地工事や改造案件などはお客様の工場に伺って工事をすることが多いので、作業だけではなく学べる機会と思って挑戦していきたいです。
関連ページ
こちらも是非ご一読ください(^^)/
■機械設計製作職の仕事をご紹介
機械設計製作職の仕事を紹介しています
■先輩社員の声
Fさんの紹介です